大手製薬会社 新商品上市PJ
製薬会社との新商品上市 PJ(3 月~7 月) 3 月中旬、久保田ゼミ 2 期生の先輩からプロジェクトの打診があり、有志で 5 人のメンバ ーが PJ に参加しました。今回の PJ はある製薬会社様の新商品上市(市場に商品を出すこ と)に向けた PJ です。私たちは企業の方からいただいた課題に対して学生の意見として提案しました。
★(全 4 回)取り組んだ課題
第 1 回目;事業計画書の作成 (環境分析・市場分析・競合分析、新商品のコンセプトや価格、形状、販売場所)
第 2 回目;商品のコンセプト・ポジショニング・プロモーションの考案 (調査会社からの市場・購買データを基にターゲットの再考、市場の規模予測)
第 3 回目;プロモーション考案 (最終決定したターゲット層へのアプローチ方法、テストマーケティングの詳細)
第 4 回目;商談用の資料作成
★学んだこと
分析(数字を読みとる力)がどれほど大切なプロセスであるかということ バイヤーに商品を売り込むためには、多角的な視点から商品の魅力を見いだして押し 出すことが大切であること 実際のマーケティングは、教本に書いてあるような理論や考え方だけでは乗り越える ことはできず、現場での経験から得られる知識が生きるということ
★大変だったこと
特に大変だったことは、第 2・3 回目の課題です。
まず第 2 回目の課題では、条件をクリアすることに苦戦しました。具体的には、今回上市 する新商品は 2 つあり、「併用購入してもらう」という条件が科せられました。薬を 2 つ買 うというのはハードルが高く、そのハードルを打破する解決策を考えていくのがとても難 しかったです。そのため、似たカテゴリーの既存ヒット商品のプロモーション例(どのよう にそのカテゴリー商品が併用購入されるようになり当たり前化していったのか)を調べ、参考にしました。また、カスタマージャーニーやペルソナを設定し、ターゲットの生活の中に どう商品を売り込んでいくか考えていきました。
3 つ目の課題では、ターゲットの購買行動をつかむことができず、苦戦しました。今回の PJ で一番の挫折を味わい、完全な思考停止に陥りました。この挫折を乗り越えるために、 私たちはターゲット層が多く訪れる恵比寿駅に行き、インタビューを行いました。対面式のインタビューで、勇気のいる経験でしたが、結果的にターゲットの中で流行っている情報アプリや製品の使用状況、普段の購買行動について、とても有益な情報を得ることに成功しま した。
★企業の方からのご指導
全 4 回、オフィスに行き発表を行うその都度、相手企業のマーケティング課の方たちか らたくさんのアドバイスをいただきました。ゲームプランを考えるときに大切なことやポ ジショニングの考え方、実際のマーケティングで行われていることなど様々で、すべてのア ドバイスが私たちにとって大切な知識となりました。
★まとめ
今回の PJ はマーケティングの教本で学ぶことを現場で実際に体験できるという貴重な経 験でした。実際にやってみると、一筋縄ではうまくいかず、理論や考えをうまく組み合わせ、 多角的にいろんな立場から商品を見て、考えることが大切だということがわかりました。そ のためにも、今後のゼミ活動で「考える力」を養っていきたいと考えています。
今回のプロジェクトの商品はこれから発売されます。 発売後にまたお知らせしたいと思います。
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