第2回;SPSSの巻

第2回目は、SPSS分析発表会についてです。

これは、山下ゼミナールさんとのSPSSを使った分析の合同発表会に向けて取り組んだ活動です。

SPSSというのは、IBM社の統計解析ソフトです。集計結果があれば、ボタン操作で解析できます。(その集計が大変)

「なぜ、私たち久保田ゼミは、マーケティングなのに統計もやるのか。」

いろんな理由がありますが、一番は論文で実験結果の分析に使うからです。

よって、夏からの論文執筆に向けて、春に学習することになりました。


取り組み方法

①テーマと仮説決め

2グループに分かれ、自分たちで分析テーマを決めて取り組みました。

久保田ゼミは、テーマに関して特に条件はなく、自由に決めて良かったので、

自分たちの興味のあることをテーマにしました。

  • Aチーム(北川・釜井・渕上・金子・塩田・塚越・浅川)

 「SPSSを使ったインフルエンザの要因についての調査」

  • Bチーム(内田・紺野・富永・長嶋・守谷・吉田・若松チーム)

 「入浴と、夢を見ることの関係性についての調査」

②アンケート項目の作成

仮説を立証するため、アンケートを作成しました。

質問の仕方や質問の順番で協力者の質問に対する理解が変わってしまうので、そういった点を考慮しながら作成しました。

下の写真は、Aチームのアンケートです。(質問項目作成途中のものです。)

③アンケートの実施

2つのグループどちらもGoogle formを使ってアンケートを行いました。

Aチームは116名、Bチームは83名の方に調査を行いました。

④統計学・SPSS操作習得

アンケート結果の解析に向けて、統計学・SPSS操作を学習しました。

習得に伴い、使用した本はこちら。

ゼミ生全員この本を購入し、パソコンとにらめっこしながら勉強しました。

SPSSを使いこなす前に、まずは基礎的な統計知識を身につけました。

そして、データ解析について、

「どのようなデータが、どんな分析に対応するのか。」

「それぞれどんな結果が得られるのか」

「自分たちの得たい結果を得るには、どう分析方法を組み合わせていくか」

など、学んでいきました。

⑤データ解析・発表準備

※③と④はほぼ同時期に行いました。



「自分たちの解析には、どの分析方法が適しているのか。」

これを探し当てて解析していくのがとても大変でした。

先生からは「数をこなして慣れよう」と教えていただき、春休みはたくさん分析しました。

作業に詰まったときは、先生の研究室に出向いて、ご教授いただきました。

正直、SPSSは大変でしたが、いま論文執筆でとても役に立っています。

SPSSはゼミ活動序盤にやっておいて良かったです。